体外受精(顕微受精)の費用 〜採卵周期〜
これまでに体外受精(顕微受精)でかかった費用を公開致します。体外受精に興味あるけれど、実際にいくら費用がかかるのかは大変気になるところですよね。今回公開するのは、私の通うクリニックでの料金詳細です。クリニックによって値段設定が違いますのでご了承下さい。それでは、採卵周期の場合、判定日までの1周期でどのくらい費用がかかるかをご紹介致します。先日ご紹介しました基本スケジュール見ていきましょう。スケジュールについて、もう少し詳しく知りたい方は「不妊治療(体外受精、顕微受精)の基本スケジュール」についてお読み下さい。
体外受精(顕微受精)の基本スケジュールと費用
〜採卵周期〜
体外受精(顕微受精)のスケジュールを簡単におさらいします。体外受精(顕微受精)のスケジュールは、月経開始日を1日目とし、スタートします。
私の通っているクリニックでは、全て順調に進んだ場合、月経開始から、3日目、8日目、10日目、12日目、14日目の採卵日、移植日、判定日の合計7日通院する必要があります。(※月経周期により、個人差があり、通院日は変動します。)
通院の7日間は費用が発生いたします。
今回は1回受診が多かったので8日間となります。通院の8日間の費用の詳細を見ていきましょう。
※体外受精をするにあたって感染症検査が必要となりましたので、そちらの費用も含んでいます。
月経開始から採卵日までのスケジュールと費用合計と助成金
- 1日目 月経開始
- 2日目
- 3日目 通院 内診、診察、採血(E2、FSH)
内服:クロミッド START
・再診療 440円
・ホルモン検査 2420円
・エコー 1650円
・クロミッド 2200円
合計6710円
- 4日目 内服:クロミッド
- 5日目 内服:クロミッド
- 6日目 内服:クロミッド
(通院 h MG注射)
・再診療 440円
・h MG 2200円
・感染症血液検査 13200円
合計15840円
(※体外受精前に必須の感染症検査料金含む) - 7日目 内服:クロミッド
- 8日目 通院 h MG注射
内服:クロミッド
・再診療 440円
・h MG 2200円
合計2640円
- 9日目 内服:クロミッド
- 10日目 通院 h MG注射
内服:クロミッド
・再診療 440円
・h MG 2200円
合計2640円
- 11日目 内服:クロミッド
- 12日目 通院 内診、診察、採血(E2、LHP4)
卵胞の育ち具合を確認し
問題なければ翌々日のAMに採卵します。
23時にスプレキュアキュア点鼻薬
(時間厳守!)
・再診療 440円
・h MG 2200円
・ホルモン検査 3630円
・エコー 1650円
・スプレキュア点鼻薬 3300円
・ボルタレン 220円
合計11440円
- 13日目 17時と23時にボルタレン座薬
- 14日目 通院【採卵日】※ご主人の精子も必要です。
(おおよそ月経開始14日目〜17日目ごろ)
採卵後、診察時に移植日を決定します。
・採卵準備費用 44000円
・採卵費用初回 154000円
・初期培養基本費用 44000円
・顕微受精費用 33000円
合計275000円
- 15日目(採卵から1日目) 受精
- 16日目(採卵から2日目) 分割
通院【移植日】
(受精卵の状態によっては3〜5日目)
・初期培養成功費用 33000円
・胚移植費用 66000円
・胚盤胞培養基本費用 22000円
合計 121000円 - 17日目(採卵から3日目) 8分割
- 18日目(採卵から4日目) 桑実胚
- 19日目(採卵から5日目) 胚盤胞
※凍結
・・・・・・
- 27日目 通院【判定日】
(採卵から2日目の移植の場合)
・再診療 440円
・ホルモン検査 3630円
・胚盤胞成功費用 22000円
合計59070円
1周期 合計=494,340円
はい、高いですね(;;)ドヒャーって感じです。しかし、まだ諦めないで下さい。不妊治療には国の助成金制度があります。申請をすればいくらか返ってきます。下記に厚生労働省の助成金についてのリンク先を貼っておきますので、ご参考にして下さい。また、地方自治体によって、別の助成もあるかもしれませんので、よくご確認ください。
引用
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000047270.html
助成金がもらえる対象年齢は43歳未満、1子ごとに30万円出ます。回数の上限は39歳までが6回で、40歳以上43歳未満は3回になります。
今回私の場合の金額を計算しますと、
494,340円(体外受精の費用)ー300,000(助成金)=194,340円(実質負担分)となります。
但し、49万4340円は先に支払う必要があります。助成金は申請してから支払いまでが2ヶ月くらい時差がありますのでご注意ください。
また、クリニックによってはクレジットカード決済ができるところもあるようです。他には、医療費控除を利用すれば少しは戻ってくるかもしれません。そちらを利用すればクリニックまでの交通費も戻ってくると読んだ事があります。(不確かな情報ですみません。。)医療費控除についてはまだ申請していませんのでこれからお勉強したいと思います。
最後に
体外受精にかかる費用はとても高いですが、助成金を利用したり、カード決済でポイントを貯めてみたり、医療費控除をしてみたり、と、色々活用してみると、少しは気が楽になるかな〜〜(^^;)と思います。
それよりも早く保険適用になって欲しいですね!!来年期待しています!!
まぁそれでも10年前よりは体外受精に挑戦しやすい時代になっていると思いますので、私は体と心とお金のバランスを取りながら活用していこうと思います。
皆さんにとって素敵な未来がありますように✨最後までお読み頂きありがとうございます。